第8回 プラン東京の会 お集まり報告

新貝 勝保

今回のお集まりは平成19年6月17日(日)に、前回と同じ「文京区立不忍通りふれあい館」で行われました。お集まりくださったのは、ちょっと少なめの18人でした。でも内容は前回と同様、 とても充実していました。早速ご報告させていただきます。

1.「戸籍なき子どもたち〜カンボジアの傷跡〜」の視聴 約55分

★戦乱で住民登録台帳が失われてしまったカンボジアでは、子どもが生まれても出生登録を出せない    状態が続いていました。2002年カンボジア政府は、全国民には住民登録を、新生児には出生登録を義務づ けました。しかし2006年になってもまだ34%もの住民が登録を終えていません。

★「アキラ地雷博物館」は、アンコール・ワットのあるシェムリアップ市にあります。内戦は終わってもまだ   地雷はたくさん残っています。地雷で足や腕をなくしたり、命をなくしたりする人がいなくなる日が早く来ることを祈らずにはいられません。

★約3万人の子どもが人身売買の被害にあっています。肌の色によって値段が違うそうです。



2.開会 司会は池田さん


会長の佐藤さんの挨拶

今、見ていただいたDVDビデオは、プランジャパンが協力して作成したビデオです。ご質問があったら   後でしてください。今回も会員有志のご協力でバザーにたくさん出品されておりますので、事前に品    定めをされてからお買い求めください。懇親会やバザーもどうぞお楽しみください。

  

3.会員の自己紹介

初めての方が数名出席されていたので、自己紹介の時間が設けられました。司会の池田さんから順に  支援チャイルドの国、ご自分の仕事やボランティア活動などを話していただきました。

支援期間は、15年以上されている方が多かったです。

支援チャイルドの国は、ホンジュラス・ベトナム・ボリビア・インド・タイ・パキスタンなどいろいろでした。
お一人で数カ国のチャイルドの支援をされている方もいました。

3月に支援しているチャイルドに感激の対面をされた方もいました。

5月に予定されていたベトナム・スタディツアーにご都合がつかず参加を断念された方もいました。

毎年、ボランティアの舞台公演を続けている方もいました。


4.プラン・ジャパンの近況報告

プランジャパン事務局長室室長 鶴海康生さんをお迎えしてお話を伺いました。



・プランジャパンは外務省主管の財団法人
・支援者数 スポンサー 約53000人
        プラン・マンスリー・サポーター 約17000人 計 約70000人
・職員数 常勤 28人 非常勤 35人 計63人
 他に、来局ボランティア 36人 在宅ボランティア(翻訳) 1100人
・各地の支援者の会へ職員を派遣しています。 5月−9ヶ所 6月−10ヶ所
・面積ベースの地図だけでは分からないことがあります。



・デフォルメされた世界地図でこんなことが分かります。
  →富(とみ)がどれだけあるかを表した富ベースの地図からは、アメリカ・EU・日本が大きなスペースを      占めていることが分かります。
  →乾燥被害ベースの地図からは、1975年から2000年までの25年間の死者数が56万人だったこと        が分かります。
・ユニセフのデーターでとらえた人口は
   途上国147カ国の人口は−−−−−−5238533(千人)
   その中で後発途上国50カ国の人口は−759389(千人)
   世 界 の 人 口 は−−−−−−−6449371(千人)
   日 本 の 人 口 は−−−−−−−−128085(千人)
・平均寿命でみるとこうなります
   日本は男女平均で−−82歳
   世界の平均は−−−−68歳
   後発途上国の平均は−53歳

・5歳未満児の死亡率は、日本では1000人中4人ですが、途上国では153人になります。
・初等教育就学率はどうかというと
   途上国は−−−81%
   後発途上国は−62%(小学校の1年生に入学する率。卒業する率はもっと低いです。特に女子は低い
   です。)

  世界は−−−−80%
   日本は−−−100%です。
・生涯に妊娠・出産で死亡する人数はどうなっているのでしょうか。
   途上国では−−61人に1人
   後発途上国では17人に1人
   世界では−−−74人に1人
   日本では−−6000人に1人になります。
・途上国が抱える問題は、テロ、災害、児童労働、早婚、人種対立、政情不安、低就学率、貧困などたくさんあ
 ります。

・問題の影響を一番受けるのは子どもです。子どもたちが、自分で未来を切り開ける機会を与えられるのはい
 つなのでしょうか。
・開発途上国の子どもたちを取り巻く環境

 衛生−5人に1人は安全な水を使えません。
 児童労働−5歳から14歳までの子どもの18%が働いています。(週に30時間から40時間。)
・児童兵士も世界には30万人ぐらいいます。
・国連が1989年に採択した子どもの権利条約は、日本を含めて世界の192カ国が締結しています。
   主な内容は、「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」です。

・子どもの権利条約未締結国は、アメリカとソマリアです。
・プランの活動方針
  子ども(18歳以下)と共に地域開発を長期に渡って進めています。
・「魚をあげる」VS「魚の釣り方を教える」
  

「魚をあげる」 「魚の釣り方を教える」
即効性があります 自立を促します
緊 急 支 援  開 発 支 援
災害などの緊急事態や国家の問題毎に対応しています。 こどもが暮らす地域の多様な問題に、長期的に対応し、改善していきます。

・緊急支援・復興支援から開発支援へ
 例 水の供給 @ボトル→Aバケツ→B蛇口
 @ボトルに入った飲料水の支給−−−緊急支援(何日も届けられない。割高)
 A大型タンク(給水車)からの給水−−復興支援(シャワーも浴びたい。洗濯もしたい。)
 B以前の水道復旧−−−−−−−−開発支援(以前と同じ状態にする。)
・効果的な支援(学校の例)

   校舎(ハード)はできたけれど
   先生がいない → 教師の養成が必要になります。
   生徒がいない → 親の理解促進が欠かせません。
   教材がたりない→ 継続的な支援が必要になります。
   (教科書を家に持って帰れないため宿題や勉強ができません。)
   →ハード・ソフト一体となった支援が必要になります。
・プランの支援の対象(基準)
   →5歳未満児の乳幼児死亡率が1000人中40人以上である。(日本は4人)
   →プランが安定して長期間活動できる状況にある。(手紙の交流も含めて。北朝鮮など独裁国家の支     援は困難です。)

・ベトナムの貧困度は?
  →省や郡でなく、村レベルで考えると支援が必要な地域が広がります。
・支援への思い

   施しではなく、自立を目指す支援が大切です。
   難しく考えずに、出来ることから始めることが大切です。
・鶴海さんへの質問
  一番困っていることは?
  →プランジャパンの活動がよく知られていないのではないだろうか。
  手紙について
  
→翻訳のボランティアの方に1回に20通ぐらいお願いしています。戻ってくるまでに3週間ぐらいかかっ      ています。

 鶴海さんは長い時間、プランジャパンの近況報告を資料を使いながら分かりやすくお話してくださいました
 お陰でプランの活動内容や課題などがよく分かりました。これからもプランジャパンをしっかり
支えていか
 なければと思いました。ありがとうございました。

 
 5.懇親会&バザー 

 恒例のバザーが枝吉さんと西村さんのお二人によって楽しく進められました。落札するための工夫がされ ていたので8150円の売り上げがありました。ご協力ありがとうございました。

  飲み物とお菓子をいただきながら、和やかな雰囲気の中で懇親会ができてよかったです。お友だちが   きっと増えたことでしょう。                                                


  6.記念写真の撮影

                              

*会長の佐藤さんの「ネパールを訪ねて」について
  今回予定されておりました「ネパールを訪ねて」のお話は、時間の関係で次回になりました。どうぞお楽しみ
  に。

今回はご都合で出席できなかった方も、次回はぜひご都合をつけてご出席ください。お会いできるのを楽しみにしております。