第6回 プラン東京の会 お集まり報告

斉 藤 和 子

平成18625日(日)、14:00 16:30 にわたり文京区立不忍通りふれあい館で開催されました。小さなお子さんを入れて総勢30名の参加でした。

1.会の呼称の変更

はじめに代表の佐藤秀さんの挨拶があり、本部の呼称が「プラン・ジャパン」に変更になったのに伴い、東京フォスターペアレントの会も「プラン東京の会」に変更したいとの説明がありました。

2.プランジャパン本部からの現地報告・・・橘 祐子さん

はじめに今年1月1日より「プラン・ジャパン」と呼び名が変わったことの説明がありました。その中で活動を理解しやすいことばで表現することとし、「小さなちからを未来につなぐ」というフレーズを用いること、冊子の表紙には鮮やかなブルー(プランブルー)が決まったことなどの説明がありました。

ついで、2005年9月末からハリケーンに襲われ大きな被害を受けた、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスの現地報告がありました。倒れた家屋、泥でぬかるんでいる中を子どもをおぶって避難する住民の姿など、写真をみながら受けた報告は、とても痛ましい光景を胸にやきつけました。

被害状況、支援内容、復興計画などの説明がありましたが、支援内容の中での「子どもの保護」という項目には私たち日本人には考えられない意味がありました。混乱の中での子どもたちを人身売買の被害から守るというものでした。

以下、橘 祐子さんによる 中米 ハリケーン・スタンの復興活動状況”の報告です。

2005年秋、ハリケーン・スタンによる連日の豪雨に見舞われたプランの活動国3ヶ国では、洪水、土砂崩れや地すべりなどが発生し、多くの住民が避難を強いられました。そこで、プランは緊急・復興支援を実施し、プラン・ジャパン事務局には2006年3月末までに約1,080万円の寄附が寄せられました。


避難を強いられる住民(エルサルバドル)

倒壊した家屋(エルサルバドル)


子どものひざ丈まで水位が上がった(グアテマラ

4月下旬に被災地を視察して参りましたので、「支援者の会」の場をお借りして、3ヶ国の復興活動の一部をご報告します。

エルサルバドル チャラテナンゴ県 ラ・ラグーナ市 プラン・ベルデ村より

<家屋建設プロジェクト>

土砂崩れの危険性の高い地域に住む住民が、安全で健康な住環境を得られるよう、自治体と協力して家屋建設を行います。

<活動の進捗>

山を切り拓いた傾斜地にある土壁や日干し煉瓦の家屋は、地理的要因や土砂崩れや暴風雨の脅威に晒されました。危険地域に指定されたため、28世帯が自治体手配の平地へ移住予定ですが、建設予定地の地権者との売買交渉が難航し、最終段階に入ったのは4月下旬でした。そのため、予定されていた6月の引越しにも遅れが生じています。この他にも、家屋設計の建築審査に時間がかかるだけでなく、土地の権利確認が済まなければ家屋建設にも着工できないという現実が、プロジェクトの進捗に大きな影響を及ぼしています。


手前の土の塊は、ハリケーン被害により倒壊した日干し煉瓦の家屋の残骸

グアテマラ エスクイントラ県 マサグア市 エル・アスティジェロ村より

<井戸清掃・消毒、維持管理研修プロジェクト>

ハリケーンにより汚染された井戸の清掃・消毒を行い、また住民の衛生意識向上と井戸の維持管理技術習得を目指します。

<活動の進捗>

プランは保健省や自治体と井戸清掃・消毒の技術や財政支援について連携を図りました。保健省職員5人からなる井戸清掃・消毒チームが、水の汚染が著しい地域を優先して昨年11月から作業を始め、今年3月末までに50%の対象となる井戸の清掃・消毒を終えました。住民は労働力提供のほか、正しい衛生知識や井戸の維持管理技術の研修を順次受けています。なお、井戸1基あたりの清掃・消毒には9時間要し、清掃機器が1台しかないうえ、停電も日常茶飯事なため、地道に作業を進めていかなければなりません。

井戸清掃中の保健省職員たち

ホンジュラス レンピラ県 ラパエラ市 エル・タブロン村より

<家屋建設プロジェクト>

家屋損壊の被害者や、土砂崩れ等の危険対象地域住民が、安全で健康な住環境を得られるよう、自治体と協力して家屋建設を行います。

<活動の進捗>

丘を切り崩した斜面に建つ某一家の家屋は日干し煉瓦造りで、ハリケーンの暴風雨により昼2時頃に半壊したため、一家は向かいのコンクリート建ての空き家(当時)に1ヶ月間避難しました。プランは建築資材の財政支援や家屋設計をし、一家は労働力の提供や職工への食事提供などで協力しています。服を失ったことが一番悲かったという長男も、半壊した際には怖くて泣いた彼の妹たちも、安全な家に住めるようになることを両親とともに大変喜んでいます。

 
左:新家屋は二部屋と居間兼台所からなる  右:夫婦と3人の子どもたち(9歳、8歳、4歳)

3ヶ国の被災状況や活動の進捗は様々ですが、コミュニティの人々は、早く日常生活を取り戻そうと励んだり、防災活動を実施している活動地域もあります。一方で、貧しいが故に、災害発生危険度の高い地域や脆弱な素材の家屋に住まざるを得ない人々がいるのも、残念ながら事実です。
被害発生時の緊急支援はもちろん必要ですが、現実的な被災防止につながる、更なる住民たちの危機管理意識啓発、設備の維持管理技術の習得、収入増加など、日頃の継続的な活動がより重要です。そのためにも、今後とも引続きご支援をよろしくお願いいたします。

3.懇親会とバザー

これまでは「オークション」という名目で行ってきましたが、売上金は特別寄付としてプランジャパン本部に提供していることから、「バザー」にしたほうが良いのではないかとの意見がありました。

皆さんに持ち寄っていただいた品々が次々と高値で売れていき、今回もオークションの様になりましたが、そのなごやかなやりとりが楽しいひと時でした。

高木さんがホンジュラスで直接仕入れていらしたという、民族衣装のポンチョなどの販売もあり、また 途中から墨田区立錦糸中学校の先生と生徒さんらも加わって、にぎやかな懇親会となりました。恒例の記念写真でお開きとなり、次のお集まりでの再会を楽しみに帰路につきました。