平成16年9月5日、午前中の雨、心配されたお天気もまずまず、花壇に黄花コスモスの揺れるケアコミュニテイ原宿の丘にて第3回東京フォスターペアレントの会が開催されました。

挨拶と2003年度会計報告
午後2時すぎ、さまざまな切り口、いろいろなお気持ち、心ざしでご参加いただいている会員の皆さまのおかげで、ようやく東京フォスターペアレントの会も1年を経過し節目を迎えることが出来ました、またこれからもなるべく現地からのホットな最前線のお話をお届けできるよう、また肩肘張らない楽しい会の運営をしていきたいとの佐藤代表世話人の開会挨拶に続き、枝吉会計監査役より2003年度の会計報告がありました。

2004年8月31日付けで、前世田谷FP会からの寄付金、会費、その他収入合計211926円、通信費、会場運営費、雑費、その他支出合計84457円、差し引き2004年度繰越金127469円となり皆さまにご了承いただきました。2003年度は2年分の会費をいただいていますので、2004年度への繰越金が大きくなりました。

また、2回行われたオークションの収益金 19360円 を、複数ある一般寄付プロジェクトの中で、7月上旬からモンスーンによる降雨とヒマラヤの雪解け水により、国土の2/3が大洪水に見まわれ、数百万人が避難を余儀なくされているバングラデッシュへの緊急復旧支援として財団法人フォスタープラン協会へ寄付させていただきたいとの提案が佐藤代表世話人からなされ、満場一致で承認されました。
(寄付金はその後フォスタープラン協会の郵便振込口座に払込いたしました)
続いて、懇親会でいろいろペアレントの方と親しくお話が出来るよう、今回もご出席いただいた財団法人日本フォスタープラン協会の寺田職員の紹介がありました。
海外赴任(海外技術協力)面白ばなし!
ついで、本日のメーンイベントの河原さんのご紹介があり、海外赴任(海外技術協力)面白ばなし!と題して、それぞれきっと思い出が詰まった100枚以上のスライドを交えお話をしていただきました。
プレゼンテーションの仕方がとてもお上手ですね と後から懇親会で知り合った方もおっしゃっていましたが、内容としては、今日までに赴任なさった6ヶ国が、それぞれ、世界地図上のどこに位置し、首都はどこで、使われている主な言語は?というクイズから始まりました。お集まりの皆さん、いきなり世界地理のテスト用紙を前にした生徒になって、真剣に考えていらっしゃいました。この楽しい作業(答えもすぐにはおっしゃらず、わかる人が手を上げて発表しました)をきっかけに、河原さんの物語にぐっと引き込まれていったように思います。
元来旅好きで、大学時代より、カナダ縦断の旅をなさっていた河原さんは、大学卒業後、水産加工技術者としてまず青年海外協力隊に入隊なさいます。穏やかなお人柄に秘められた、合格にいたるまでのご努力や、夢を現実にしていく意志の強さには感服させられました。


河原さんは地域情報満載の文献類を沢山お持ちいただきました。配布資料のコピーも含め、さぞ重たかったことでしょう。


中米ホンジュラス共和国でのお話では、鯛や底魚は売れるが、海なまずや鮫などは価値のない魚とされること、を初めて知りました。それらの安い魚に粉と調味料を加え油で揚げて魚肉ボールを作る指導をなさったそうです。具体的なお話が聞けて、協力隊でそんなお仕事をなさっていたのか良くわかりました。
南米のスリナム共和国では、魚の燻製を作るのに、マングローブや椰子の皮を燻材として用いるということもなるほどと納得させられました。

モロッコ王国のマラケシュというところの夕べは、モスクのシルエットが美しかったです。木に登る山羊、古都に集う大道芸人、入れ歯売り、蛇遣いなどのスライドも面白かったです。

ナミビア共和国の南部にある、グランドキャニオンに似た景色は雄大でした。
ペルー共和国のテイテイカカ湖のウロス島には驚きました。葦で出来た浮島に家を建てて住んでいるというのですから。
アフリカのカーボベルデ共和国もはじめて知った国名でした。リオのようにサンバを踊り、3日間カーニバルをするというお話。また田舎ではさとうきびが採れ、牛の動力でその汁を搾り、発酵させてラム酒を作るというお話も興味深かったです。
河原さんは現地のカウンターパート(河原さんから技術を習得し現地の人たちに教えていくという役割を持った現地の代表の人)に恵まれると、コミュニケーションもうまくいき、仕事も楽しく出来たとおっしゃっていました。
魚食キャンペーン、船に乗っての資源量調査、日本カーボベルデ友好協会NGO立ち上げなどのお仕事のお話に加え、たとえば アトラス山脈で家畜用の草や薪を取って、背負って山を下る女性や、プロジェクトのお仲間とのサッカーチーム、アンデス山中で羊を抱く女性のお話も、私にとって心に残り、じんわりとした感動を持って拝聴させていただきました。
現地で生活する人間を見つめる目、彼らとの絆、大きな自然との関わり。それらを通して河原さんが身体でお感じになったことの一端が私にも伝わってきたように思います。
一人の人間の、豊かで味わい深い半生を、ユーモアとともに、皆さんと一緒に辿らせていただけたことを嬉しく、そして、ありがたく思います。
懇親会
続いての懇親会では、インド、カメルーン、エクアドルなどにチャイルドがいらっしゃる方々と知り合うことが出来ました。初めての参加で、話しかけるのに多少勇気が要りましたため、お仲間が出来てお話が弾んできた頃にお開きとなりました。またお会いしてチャイルドとの交流について、お話し合えるのが楽しみです。


ベトナムの現地事務所が発行したフォスターチャイルドの卒業証書をお持ちくださった方がいらっしゃいました。日本フォスタープラン協会にも話をされたそうで、いいアイデアとの話になったそうです。国ごとに異なるようで、その方はとても嬉しそうなお顔をされていました。


オークション
今回のオークションはおだしになる方、お求めいただく方の幅が格段に広がりました。事前に展示をじっくりご覧になり品定め後入手された方もいらっしゃいます。品物はさすが国際的でバテイック(エスニック調の布)、花瓶、湯のみ、ハイヒール靴(サイズが合わないとシンデレラ姫にはなれませんが)、民族調のガウンやシャツ、サボン(化粧石鹸)、松ぼッくり(クリスマスへむけてリースなどに最適)、お花の苗(だるま菊、野紺菊)などが、出品されました。
枝吉世話人が、元気良く競りにかけ、皆さまの温かいご協力で 14600円 にもなりました。次回はぜひわたくしも品物を出させていただこうと思いました。

全員揃って笑顔の記念写真です。

楽しいひと時をありがとうございました。次回が楽しみです。
追記:河原さんのご好意によるスペイン語の手紙添削ボランテイア活動が、 東京フォスターペアレントの会員相互で順調にスタートいたしました。
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