今年15才になるホンジュラスの女の子、ウェンディちゃんを紹介します。
2002年にフォスター・チャイルドとして送られてきた写真を初めて見たときは、
まだまだ幼い小学生という感じでした。
でも写真に撮られるというので緊張していた
のか、とっても硬い表情で、思わず写真に「怖くないよ〜」と声をかけたくなるような女の子でした。
早速、手紙文例集を参考に、よくわからないスペイン語で挨拶文を、本文
は間違って訳の分からない手紙になってはいけないので得意の(?)英語で書い
て、初の手紙を送りました。
それから数ヶ月後、クリスマスも近づいたある日、いつものようにポストを開け
てみると、ワッフルでも入っているのかと思えるぐらいに膨らんだ封筒が一通。
「フォスター・プランからだ」と思いながら開けてみると、花柄の刺繍のついた薄い布が折り畳まれて入っていました。
何のメッセージも付いていなかったけど「ウェンディ
ちゃんが刺してくれたんだ」と思うと、なんだかとっても不思議な感覚に包まれまし
た。
嬉しいのはもちろんですけど、支援してあげたいと思って文通を始めた少女から
、逆にプレゼントを貰ってしまうなんて・・・。
ひと刺し、ひと刺し、とてもきつく刺された刺繍を見ていると、支援する側とかされる側とか関係なく、同じ地球上に住む人間同士、対等につき合っていくんだなと、何か大切なことを教えられたような気がして、わたしにとっては本当に意味のあるプレゼントとなりました。
とは言え、まだまだ幼いウェンディちゃん。時々手作りのプレゼントを送ってき
てくれましたが、手紙の内容はいつも挨拶文のつなぎ合わせのようなものばかり。
一通り自己紹介を済ませてしまうと、私も何を書いていいのか戸惑うようになりました。
そんな時、兵庫ペアレント会の第1回目の集いのお知らせが届き、私も即参加を決
意!
開催された「手紙書き会」では、用意されていた文例集と、近くに座っていらしたペ
アレントさんがスペイン語がおできになったので、その方に相談しながら、全文
スペイン語で書いて、2ヶ月前に出版したばかりの私の詩画集の1ページをコピーし
たも
のを同封して、久々にウェンディちゃんに手紙を出しました。
数ヶ月後、ウェンディちゃんからお返事が。
「優しい言葉をありがとう。
詩もとっても美しくて、もっと読みたいです」と、
いつもの紋切り型ではない内容が、続いていました。
スペイン語で書いたのがよかったのか、詩を気に入ってくれたのかわかりませんが、彼女の気持ちが素直に表れた言葉を初めて受け取ったようで、本当に嬉しく思いました。
しばらくしてプランからの活動報告書が送られてきました。そこに同封されてい
た写真のウェンディちゃんのとても穏やかな笑顔に、私は「これからもよろしくね」
と声をかけたのでした。